車に今まで製作していたパソコンとディスプレイを取り付けます。動作確認で何度か乗せて走ったことはあるんですけどね。今回は正式採用ということで。
車で問題となるのは電源です。パソコンは電源を終了作業せずにオフするのはよろしくないので、それなりの対応をしなくてはいけません。
そこで登場するのが日本ではオリオスペックが輸入販売している
M3-ATX。12V電源からパソコン用の電源に変換してくれます。
・・・それだけではなく、エンジンスタート5秒後にパソコンの電源をON。エンジンを切ったら自動的に休止状態に入って30秒後に電源断。ここまでしてくれるのです。これをつかわないてはない!ということで買ってきた。
直接マザーボードの基盤のコネクタにさすことができるものですが、今回採用したケースでは高さが足りず入れることができない上に、これ、20ピンなので24ピン変換ケーブルをかまして横に設置しました。

Pentium4以降のマザボにある4ピン12V電源も、いらなくなったコネクタを用いてIDE用の電源から拝借。
電源スイッチのコードはM3-ATXに迂回させたのでケースのスイッチは機能しない。これは手動でON/OFFできなくなるという問題が発生するので対応方法を検討中。
パソコンの設置といきましょうか。電源はヒューズから、
ヒューズ電源(オートバックスなどで売っています)というものを使ってとりだします。
バッテリーに直接つながっている(常時給電されている)ところから1本。
エンジンをスタートさせると給電されるいわゆるイグニッション電源から1本。
そしてアース。
この3本をを助手席シート下に設置するパソコンまで持ってきます。
パソコンからはディスプレイ信号ケーブル、ディスプレイ用の電源(12V)、タッチパネル、WindowsMediaCenterのリモコン等用のUSBケーブル、GPS用のケーブル(USBハブをつなげると不安定になったので専用線)を引っ張ってきます。
液晶はダッシュボードの上にぺたんと。
パソコンは後部座席の人にコードを踏まれないように設置してみました。固定はマジックテープ。廃熱関係の穴が下にあるのでしっかりと固定できない。これも今後の課題です。
パソコンにはUSB-Bluetoothアダプタを取り付けているので、パソコンがネット環境を必要としたときは勝手にイーモバイルのスマートフォンS21HTとBluetooth-DUN接続をして通信を開始します。パケット料金や大量送受信による通信制限を考えないでつなげるのって本当に便利ですよね。